思いやり

2025年11月1日発行分

戦後に欧米から入ってきた、理屈主義、物質主義の教育の影響で、

他人の幸せより、自分の利益を一番に考える人が増えてしまいましたが、

日本人は本来、お互いに「周りの幸せを第一に考える=思いやり」の心を大切にしてきた民族です。

この名残はいろいろなところで見られます。

例えばタクシーではお客さんが乗る際に自動でドアが開くというのも

日本ならではのサービスです。

他にも日本には、「はたらく」という言葉がありますが、

これは「はた(周りの人)を(らく)楽にする、楽しませる」という意味になります。

海外では、はたらくといいますと、単なる労働、契約で決めた行動、お金儲けの手段という

単純な意味で捉えられていますが、

このように日本人は、はたらくという言葉にも見られるように、

基本的に周りの人を幸せにするのが働くことと捉えられてきました。

現代人はそのような心を忘れてしまっている人が多いですが、

このような事件事故の多い、乱れた世の中の今こそ、

周りの人の幸せを考えて生きるという人生の基本を思い出すことが大切です。

私たち、日本人はもともとそのように生きてきた民族ですので、

日本人の遺伝子を持つ私達はすでにその心を持っているので

それを思い出して、毎日行動することが大切です。

具体的には、

神様とご先祖様にお喜びいただくために、家庭の神棚でのおまつりを第一に考え、

仕事やプライベートでは相手(お客さんや取引先、部下や上司、パートナーなど)が

何を望んでいるのか、喜んでもらう、幸せになってもらうにはどうしたらいいのかを

常に意識して行動することが重要です。

神様とご先祖様への感謝のおまつりについては以下のページをご覧ください。
https://kamisama-gosenzosama.fukura-systemz.com/matsuri/

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葉室頼昭先生
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