葉室賴昭先生
葉室頼昭先生は、お医者さんから神主さんになったという異色の方で、
その功績は偉大で、今までに多くの日本人のすばらしさについてわかりやすく
解説された本を発表してきました。
動画による解説は下の画面中央の三角ボタンを押してください。
私も葉室頼昭先生の本に感動し、このホームページを立ち上げることに
なったのですが、未だこの本に出会っていなかったらと思うとゾッとします。
大阪大学医学部を卒業後、医者になり、当時まだ形成外科(生まれつき体に変形を持った人を治療する外科)というものがほとんどなかったころに形成外科をはじめられ、
独自の治療法を開発された努力家です。
その葉室先生が還暦を過ぎた頃、自分の母に「昔からお母さんは、私が将来必ず成功すると言われていたが、開業医として成功した今の状態のことを指していたのですね。」と訊ねました。
すると葉室先生のお母さんは「いや、まだまだです。お前はこれから偉くなるんだよ。」と答えたそうです。
さすがにその時は葉室先生も驚いたそうですが、その後お医者さんのお仕事をしながら神職最高の位の「明階」という資格を取得しました。
ちなみにこの資格は、司法試験よりも合格率が低いそうです。
その後、医者から宮司へと転身し、春日大社の宮司となり14年間、立派にご奉仕をされてきました。
そして平成20年3月31日を持ちまして、春日大社宮司を退任され
平成21年1月に逝去されました。
世の中には本当にすごい方がおられるということを実感しました。
戦後、日本の伝統や文化がないがしろにされ、
欧米から入ってきた理屈や物質重視の考え方によって
今のような乱れた日本になってしまいました。
葉室頼昭先生の本には日本人のすばらしさや真実の生き方
についてわかりやすく書かれています。
日本人が大切にしてきた「感謝と共生のこころ」を思い出していただくために
すべての人に読んでいただきたい内容です。
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※春日大社:奈良時代に藤原氏が創建した全国春日神社の総本社
12月の「春日若宮おん祭」(無形文化財)では芸能が奉納されます。